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高速度カメラ FASTCAMシリーズ(フォトロン)

当社、株式会社フォトロンは、工業分野の高速度撮影では世界トップクラスの実績を持つ企業です。
一般的に、粉体工学の数値シミュレーションでは、粉体粒子の粒子径や粒子径分布・質量・各種物性値など、非常に多くのパラメーターが関わる計算モデルが使用されており、その精度や妥当性を実験によって検証する事が大切な要素になっています。
実験の重要な要素のうちに「現象の可視化」が挙げられますが、その可視化実験において、現在、高速度カメラは欠かすことの出来ない存在になっています。特に粉体挙動は、搬送スクリューの回転速度によっては局所的に非常に高速な現象になることもあり、通常のビデオカメラ(秒間30フレーム程度)では正確な現象を把握することが難しいため、ミリ秒あるいはサブミリ秒の高い時間分解能で画像データを取得する必要が出てきます。
実験画像は、東京大学様と株式会社栗本鐵工所様との共同研究での撮影で取得され、実験には、当社株式会社フォトロン製の高速度カメラと、株式会社ユニオン製のガラスビーズが使用されました。

比表面積測定装置 Nova X00 シリーズ(アントンパール・ジャパン)

株式会社アントンパール・ジャパンは、オーストリアに本社を置き、特に物性評価装置において世界をリードする企業です。多くの産業の製造や品質管理の現場において、BET表面積や細孔径の測定に関する効率化のため、高い処理能力が求められます。
当社のNova X00 シリーズは、高い測定精度を保ち、かつ迅速な測定を重視した設計となっております。
測定速度の最適化を目指した機能が標準装備されており、それらの機能には、高速初期化モード、NOVA モード、Dose Wizard(ドーズ ウィザード)、 Vector Dose (ベクトル ドーズ)があります。それぞれの機能を組み合わせ、かつ、平衡パラメータを最適化することにより、様々な測定材料に合わせて測定時間を大幅に短縮することができます。その結果、4検体同時の BET 表面積測定が、最短20分、4検体同時の等温線測定が最短8時間で測定可能となりました。