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栗本鐵工所・KRCニーダ

クリモトKRCニーダは、世界で2,000台以上の納入実績がある、横型の2軸連続式混練機です。エンジニアリングプラスチック等の反応機として、スクリュ径の最大サイズが、φ500~φ600mmの大型装置も、200台以上納入している実績があり、化学工業分野を中心に、食品や電子機器の部品など、様々な業界の連続混練や反応の工程で高い評価をいただいています。
装置の特長ですが、「混ぜる・練る」という操作は、数種類のパドルとよばれる部品により行われます。それぞれの軸には、同一方向に同一速度で回転する約50枚のパドルが組込まれ、それらが互いに噛合いながら回転します。機内に供給された原料は、移動しながらも狭いクリアランス内で剪断や圧縮作用を受けることとなり、連続的に分散や混練が行われ製品となって排出されます。
これらのパドルは自由に組み替えが可能ですので、用途と目的に応じた組合せを選択し、滞留時間の調整や混練条件の調整を行います。
現在、弊社は東京大学・酒井研究室と共同研究を行っており、数値シミュレーションによるKRCニーダの最適化設計に取り組んでいます。動画は共同研究の成果の一部です。

株式会社栗本鐵工所・山崎 晃史